すぽんじ

執炎のすぽんじのレビュー・感想・評価

執炎(1964年製作の映画)
3.5
「(出兵する時に)あんな綺麗な顔しても次の瞬間には気が狂ってる」

浅丘ルリ子出演百本記念作品。
同監督作品『黒い太陽』に完全に置いてけぼり食らった記憶からなかなか手が出せないでいた本作だったけどナレーション付いてるのもあって大変観やすかった。
そのナレーション、どこか浮世離れした浅丘ルリ子の存在感、平家集落という設定がお伽話みを加速させる。
戦時中にアイライン&マスカラばっちりのヒロインってかなり新鮮。
ロケ地の越前海岸と余部鉄橋が良い仕事してる。
浅丘ルリ子と芦川いづみが男と女についての真意を話すシーンが私にとってのクライマックス。

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