軽妙で小粋な 60年代映画最高傑作のひとつ
暗殺会社の社長へ殺人依頼する標的は その社長本人…もう初っ端からワクワクする展開で コメディタッチなんだけど イチイチお洒落なんだよねぇ
ハリウッドのスパイやアクションの定番の礎っていうか 日本じゃルパンやコナンなんか絶対影響されてるような…とにかく"映画を観たなぁ"感でお腹いっぱいになれる作品
007と唯一結婚したダイアナ・リグが またキュート過ぎ

ダイアナ・リグのナレーションで始まるオープニングから興奮度ぶち上げで面白かった。オリヴァー・リードと永遠のオールタイムベストワンである『女王陛下の007』のメンツが共演してるだけでも傑作。
殺し屋組織のボスを世界各国の殺し屋が狙うアクション。凝った殺し方で殺しをやっていくのかと思いきや、ほぼ爆破で殺していく単純さが面白い。しかも爆発描写に抜かりなし！
特に娼館と飲み屋でのやり取りが面白かった。下着を窓の外から投げる→警官の頭に被さる→警官が怪しみ建物に突撃→娼婦が捕らえられていくという流れが良い。飲み屋ではみんな馬鹿みたいに歌って酒飲んでる中、ソーセージ爆弾を投げ合う緊張感もたまらない。
そして何よりも主人公であるダイアナ・リグとベル・エポックファッションの相性の良さたるや…。場所が変われば衣装も変わる。そして全ての衣装が似合っている…。この贅沢さを堪能できることこそ、傑作たる所以！やっぱりダイアナ・リグは一番好きな女優かもしれない。主演作これからもっと観ていこう。

• #2021_kankan_boy

ザ・シネマ
2015.11