ドリフ12作目。今度は長さんが探偵に。でもあんまり探偵の物語では無い。
仲本が探偵社の助手。荒井・ブーはラーメン屋。カト茶は逃げ出して来た自衛官。
行き当たりで長さんは自らをCIAの秘密調査員だと偽り4人を騙して手下にする。
探偵業として芸者の桃太郎（中尾ミエ）の相手の男の浮気調査を開始。
珍しく中尾ミエがウエットな役を演じる。
相手の大学教授を探る中で、女子大生のミサオに出会う。これが松坂慶子。若い！細い！可愛い！でも声は変わらなくて笑う。劇中ではドリフのコントに素でウケててキュートだ。
5人は教授が関わるコンビナート建設の陰謀に巻き込まれる。という展開。
威張る長さんが立場が逆転しカト茶にペコペコするという黄金パターンは今回も健在。カト茶がCIAの殺し屋だと信じ込み、自分のついた嘘で騙されちゃう。
ブラックジョークも健在。4人が長さんと芸者を強引に心中させ、生きたまま火葬にしようとする（笑）長さんは煙突から逃げ出し包丁を持って追いかけ回すというバイオレンスな笑いが熱いわ。
今作で荒井注が脱退。改めて荒井注って面白かったんだけどな。なんか佇まいから可笑しみあるよ。「何だバカヤロウ」と画面に向かって第四の壁を破って視聴者に呼びかけるキャラも楽しかった。
後釜となる志村けんも今作ではちり紙交換屋として何度も登場。新生ドリフ前夜といった趣ですな。
