実在したソビエト軍の英雄スナイパーの活躍をもとに描いた戦争フィクション。
第二次世界大戦中の1942年が舞台。
スターリングラードに、バシリ・ザイツェフがソ連の増援兵士の一人として送り込まれる。
彼は射撃の名人で、やがてソ連軍の戦意高揚のために英雄へとまつりあげられていく。
彼を殺すため、ドイツは名狙撃手のケーニッヒ少佐を現地に派遣する。
果たして二人のスナイパー対決の行方は？
スナイパー戦は派手さは控え目ですが、心理戦の駆け引きが見どころです。
本作品は、重爆撃機による市街爆撃や小型艇による上陸戦、戦車を交えた市街戦のシーンもあり、陸海空の迫力ある戦闘場面が楽しめます。
特に冒頭では、ソ連軍が圧倒的な戦力のドイツ軍を攻めるため、自軍の兵士を後方から銃撃して突撃させるシーンは戦争の無情さが伝わってきます。
ロマンスもあり、とても見応えのある作品でした。
地上波TVで鑑賞
