ソ連の英雄であるヴァシリ・ザイツェフをジュードロウが演じるスナイパー映画。
ドイツの凄腕スナイパーとの中盤の工場での狙撃対決は熱い。
脚本が上手く、ストーリーの緩急に引き込まれる。それでいて戦争の無益さもちゃんと描写しているので、満足度が高い。
ただしハリウッド映画であるため英語で、ソ連とドイツどちらの勢力か判断つきづらいのが玉に瑕だったのと、やはり「ロシアンスナイパー」なんかに比べるとアメリカナイズされたドラマチックな描写は否めない。
若いジュードロウのハンサム加減はもちろん、一目で誰かわかるつり眉毛美人レイチェルワイズの美しさも堪能できる。
劇伴もロシア音楽のように美しく、良い。
ロシアアバンギャルドなエンドロールはとても見づらい訳だが、制作のこだわりを感じられてちょっと好き。
フォントめっちゃ読みづらいけど。
面白い映画だった。