いかにもイギリスらしい、
ちょっと泥臭いドタバタコメディです。
少々毒も入っています。
女詐欺師ワンダをはじめとする4人組は、1300万ポンドのダイヤの強奪を計画し、まんまと成功するが、
リーダー格のジョージだけが捕まってしまう。
実は、仲間のはずだったワンダとオットーが裏切ったのだ。
しかし、隠したダイヤのありかはジョージしか知らない。
ジョージは裏切りを予想しており、もう一人の仲間で忠実な部下のケンにしかその場所を教えていなかった。
ワンダはジョージを担当している弁護士に色仕掛けで近づき、
弁護士からダイヤのありかを探ろうとする。
一方、ケンは、
事件の唯一の目撃者である老婦人を暗殺しようとするが、
なぜか老婦人が連れている犬を次々殺す羽目になる。
動物虐待反対を叫んでいるケンは発狂寸前。
こうして4人プラス弁護士を合わせた5人が、
虚々実々、もうだれが仲間かわからない状態となり・・・
ワンダを演じるジェイミー・リー・カーティスが、
イタリア語を聞くと欲情する変な女を熱演。
『トゥルー・ライズ』で変なストリップをやらされていたシーンを思い出した。
主要人物であるケンは、
吃音であるという設定。
日本人っである僕には、これがギャグにならなくて困った。
実に騒々しいコメディだが、
ラストは『アメリカン・グラフィティ』のラストのように、
物語の後の登場人物の末路が描かれる。
肩の凝らないコメディです。
興味のある方はドゾ。