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ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーのSariのレビュー・感想・評価

3.7
ザ・ローリング・ストーンズが1981年に行ったアメリカ・ツアーの様子を収録した音楽ドキュメンタリー。

およそ20台のカメラを設置、空撮などあらゆるキャメラワークを駆使。現代のライブドキュメントでは定番となった、バックステージのメンバーの風景、裏方スタッフによるステージの設置風景を早回しで短縮した映像・映画的な演出を挟み、単なるライブドキュタリーではない作品に仕上がっている。

尚、ライブは屋外スタジアムで始まり、途中でアリーナ、2公演が混在している。
スタジアムのセットのデザインが80年代的である。ミック・ジャガーのステージ衣装も同じようなパステル調でリンクしているが、これを着こなせるミックは唯一無二である。尚、ドラムスのチャーリー・ワッツのTシャツも同じような色味である。
このライブから17年後、1998年のストーンズの来日公演を観たが、オフィシャル・バックステージパスを得てストーンズのメンバーと会し、直接会話できたのは亡きチャーリーであった。
個人的ライブの白眉は、9番目のTime Is On My Side。60年代からのストーンズのメンバーの写真や映像がモニターに流れ、リーダーであった故ブライアン・ジョーンズも映像に登場する。
音楽ドキュメンタリーの元祖『ウッドストック』の大トリ、ジミヘンが弾いたアメリカ国歌『星条旗』がエンディングで流れる。

1. アンダー・マイ・サム Under My Thumb 
2. 夜をぶっとばせ Let's Spend the Night Together
3. シャッタード Shattered  
4. ネイバーズ Neighbours  
5. 黒いリムジン Black Limousine
6. ジャスト・マイ・イマジネーション Just My Imagination (Running Away with Me)
7. トゥエンティ・フライト・ロック Twenty Flight Rock  
8. レット・ミー・ゴー Let Me Go
9. タイム・イズ・オン・マイ・サイド Time Is on My Side
10. ビースト・オブ・バーデン Beast of Burden
11. 友を待つ Waiting on a Friend
12. ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー Going to a Go-Go
13. 無情の世界 You Can't Always Get What You Want
14. リトルT&A Little T&A
15. ダイスをころがせ Tumbling Dice
16. 氷のように She's So Cold
17. オール・ダウン・ザ・ライン All Down the Line
18. ハング・ファイアー Hang Fire
19. ミス・ユー Miss You
20. レット・イット・ブリード Let It Bleed
21. スタート・ミー・アップ Start Me Up
22. ホンキー・トンク・ウィメン Honky Tonk Women
23. ブラウン・シュガー Brown Sugar
24. ジャンピン・ジャック・フラッシュ Jumpin' Jack Flash
25. サティスファクション (I Can't Get No) Satisfaction
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