よしおスタンダード

ウォーキング・トールのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

ウォーキング・トール(1973年製作の映画)
4.0
No.3125

『バイオレンス半沢直樹、やられたらやり返す・・・Kill返しだ!!』

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復讐と暴力が容赦なくてめっちゃおもろい。たくさんシリーズ化もしてるのね。

プロレスラーだった男(ビュフォード)が、現役を引退して、愛する家族と実家に戻る。

しかし、久々に見た地元は「ゴッサム・シティー」も真っ青の、悪と不正のデパート、とんでもシティーになっていた!

愛する街を正そうと、ビュフォードは棍棒片手に「ウォーキング・トール(胸を張って歩く)」で行くのだが・・・。

なかなか悲惨なラストから、ビュフォードの息子の描写がとてもよい。

ただのバイオレンスアクションではなく、敵方との駆け引きや、「毒をもって毒を制す」ビュフォードのやり方(法律書を読み込んで判事を「とある部屋」へ押し込めるくだりとかが、半沢っぽい)など、

ドラマとしても面白く、社会派としても見ごたえがある。