ち

セックス・アンド・ザ・シティのちのレビュー・感想・評価

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途中まで『全く共感できん』って感想やったけど、最後まで観たら本一冊読み切った読了感みたいなものを感じた。
主人公が語り部としてナレーション入れとった影響?? 本の世界に入って一気に最後まで読んだ時みたいにすごい世界に入れた。

1/3か1/4くらいまで『性と愛嫌っちゅうほど結びつけるな〜』って思っとった。というか一部に関しては愛というより性愛?愛より性の欲望?みたいな描写で『それの何が楽しいんや』って思いながら観とった。
ほんならなんかだんだん『あれ?もしかして性と愛は切っても切れやん深い繋がりがあるけど、結局愛から性が生まれとる?』みたいになってきて、最後まで観たらその感覚が確信に変わった。

女の子たちのバイブル(?)みたいな扱いを今までよく見てきたけど、なんか納得。
"自分"を待って、自分を見つめて自分としっかり向き合って、その上で愛する人とぶつかりながらまっすぐ向き合って前に進んでいく姿に勇気もらえたし、その上で相手もまっすぐ逃げずに向き合ってくれる人ならその人との人生/自分の人生は追い風になっていくんじゃないかって思えた。

許すことと信じることの難しさと、それができて初めて手にできるかけがえのないものも見た。
めっちゃ難しいテーマやし、誰も正解知らん、むしろ正解っていうものが存在しやんことなんかもしれん。
彼女たちみたいに自分の中でこれを選びたいと思った選択肢を選んでいきたいな。

愛ってなんやろなあって色んな場面で思ったけど、最後の伏線回収のシーンで一番思った。

また観たい!
ち