20240227-061
1940年代、ニューヨーク
原題:The Fountainhead (1949)
原作:アイン・ランド”水源”
監督:キング・ヴィダー
美術:エドワード・キャレア
配給 ワ…
個人主義を貫く建築家が、信念を曲げ社会に奉仕するよう圧力をかけてくるお偉いさん、マスメディアに踊らされる大衆、集団主義に抗う話。
おそらくクリエイターが最もぶつかるであろう問題を取り扱った作品でした…
戦時中にロシアからアメリカへ亡命した思想家・作家の女性アイン・ランド原作の映画。
ランドの宗教や社会主義、利他主義といった集団的思想を拒絶して小さな国家の自由資本主義を理想とした思想が全編に押し出さ…
公共性と社会奉仕を建前に個人を潰し、権力を握ったものが市民を支配することを是とする全体主義と、
富や名声にとらわれず、個人として仕事を全うすることを重視する個人主義との対立の物語。
ハワードに親愛…
アマプラで観賞。アイン・ランドの「水源」原作脚本と知り興味を持った。“狂ったエリート主義とラブロマンスの悪魔合体”と言われるアイン・ランドの世界観をそのまんま映画化したような奇怪な物語だが、やはり面…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
古い建築スタイルを嫌い、先進的なデザインで勝負する、建築家ハワード・ローク。施工主からのデザイン変更に反発し、プロジェクトから降り、デザイナーの仕事から離れ、石切場で働くことになってしまう。そしてあ…
>>続きを読む「ーーおれが建てて、おれが破壊するということに、さしたる意味はないよ、といった。ゲーリー・クーパーの映画にそういうのがあったがね、あれは倫理的な理由からだったろう?」大江健三郎『さようなら、私の本よ…
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