桔梗F

荒野の女たちの桔梗Fのレビュー・感想・評価

荒野の女たち(1965年製作の映画)
4.8
映画史上最高にかっこいいヒロインは誰でしょう?
「キック・アス」のクロエちゃん?
「修羅雪姫」の梶芽衣子?
「ウルトラ・ヴァイオレット」のミラ・ジョボビッチ?
※↑バイオじゃない

実は、世界一は本作のアン・バンクロフトかも知れません(;>_<;)
かっこよさが異常すぎ!(;゜∇゜)(;゜∇゜)

「卒業」でホフマンにやり逃げされた上、娘に男を寝とられるだけの女優ではない( ;∀;)

して、本作ですが、ジョン・フォード監督の遺作にして最高傑作!(らしいよ)

ちなみに、西部劇じゃなくヒューマンドラマです(;゜゜)

1935年、中国とモンゴルの国境に位置するキリスト教伝道所にアン演じるカートライト医師が、妊婦出産手助けのためやって来る。

近所は、馬族が幅を利かせる未開の無法地帯。
マッドマックスに近いレベル…
危険過ぎるゆえ、誰もが断った中、バンクロフトだけ名乗りを上げた。

その伝道所は、女子ばっかりとおまけの神父見習いだけ。
妊婦とか小娘とかおばちゃんだけ。

馬族戦力は、ティターンズ並。
一方、女子ーズ戦闘力は、蚊とんぼ並。

厳格な伝道所生活の中に、酒やタバコに男まさり過ぎる、バンがやって来たんで一悶着。

しかし…コレラ発生の危機的状況をバンクロフトの神対応で被害は最小限に。

一難去り、やっと一息ついた頃…
近所の中国軍が撤退し、カーン率いる馬族に襲撃され全員捕虜に( ;∀;)
女子ーズ絶体絶命!

ボス・カーンっていうのが、これまた見た目も体格もまるでキラー・カーン(笑)で、銃と蛮刀で武装したキラーカーンが数十人(´д`|||)

戦うとか無理ゲー…しかし!ここからアン・バンクロフトが伝説へと昇華するのである( ;∀;)

信仰も神もまったく役に立たない圧倒的暴力の前で、バンクロフトは自らを犠牲にして仲間全員を救おうとするのである!

もうね…なんという自己犠牲精神(´д`|||)
出産に必要な医療器具を借りる代わりに、エロエロキラー・カーンに…あっーーー!( ノД`)…

なぜ自分を敵視してた、クズ女たちのためにそこまで?( ;∀;)

そして、そして…
もう書けません(´;ω;`)

ラスト5分のバンクロフトはあまりに男前すぎて泣ける(´д`|||)

いよいよ、ラスト…
バンクロフトがキラー・カーンに
「So long,ya busterd!」の決めゼリフを浴びせ、茶碗を叩き割った瞬間…

彼女は映画史に残る伝説と化したのだった(´;ω;`)

これはまぎれもない傑作!(;゜∇゜)
桔梗F

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