しゅう

荒野の女たちのしゅうのレビュー・感想・評価

荒野の女たち(1965年製作の映画)
3.7
字幕版を鑑賞。

上映開始からしばらくはプリントの不鮮明なボヤけぶりに不満を感じるが、映画に惹き込まれるうちに全く気にならなくなる。

中国辺境の地で活動するキリスト教福音派の伝道団。厳格なリーダーが率いるほぼ女ばかりの集団に、無神論者の女医がやって来て物語が動き出す。

中盤までは快調。女医アン・バンクロフトの颯爽たる言動の切れ味。団長マーガレット・レイトンとの対峙と交感。

ただ、(原作がそうなのかもしれないが)後半で描かれるモンゴル人集団の知性の欠片もない蛮族ぶりに「"インディアン"が描きづらくなったから、今度はモンゴリアンか」と感じて、乗り切れなくなってしまった。
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