韓国1人、フランス2人で3人の監督それぞれがイメージする東京を描いた短編集。
3つとも不思議な始まり方をして不思議な終わり方をするアートな世界でした。
わたしはやっぱりポンジュノ監督の作品がなんだかのほほんとしていて好きだったなあ。
何気に大物俳優がちょっとずつ出てくるのですが、どのストーリーも東京で生き、気持ちが狂って行くような姿を異なる形で表現していて、それぞれの表現に彼らが生活する国の文化が反映されている感じがしました。
やっぱり韓国は日本と文化が似ているのか共感できる部分が強かったです。
1作目のインテリアデザインという作品は後半に入ってからものすごい目を惹きつけるものがありました。
なんだか学生の自由な作品をみているような感覚になりました。
2作目は石橋蓮司の検事としてのツッコミが面白くてなんとなく笑ってしまいましたが、ラストのあれはどういう意味だったのか…
3作目のポンジュノ監督の作品はシンプルに好きでした。
嫌味もなく、やりすぎ感もなくポンジュノ監督の表現力のすごさを感じます。
内容が深くて面白かったです!