①
よくある青春ものかと思いきや後半急にファンタジー展開。「ふたりのイーダ」へのオマージュ??こういう自分探し女子めっちゃいるなと思いつつ、加瀬亮も大概だぞ。家賃クソ高いとか駐禁厳しいって東京が舞台のF1層ターゲットの連ドラなんかでは絶対描かれないけど揺るぎない現実。
②
ホーリー・モーターズからのカメオ出演かと思いきやこちらが初出で驚いた。だからゴジラのテーマだったのか。「目が女性器みたい」は並のレイシストには思いつけない。銀座の地下に日本軍の要塞があって手榴弾が埋まってるとか妙に納得してしまった。全体的に漂うB級感は楽しむしかない。次はニューヨーク編!
③
蒼井優が蒼井優だった。蒼井優ってそういえば最初の頃こんな感じだったわって久しぶりに思い出した。森ガール時代。10年引きこもりの部屋が超整然としてたり現実味はない。絶対領域の電源ボタンとか香川照之のロリコンみが若干キツい。無人の渋谷はロックダウンを彷彿とさせるが、地震で引きこもりの皆が無傷で外に飛び出してきたり揺れの中で見つめ合う描写は今見るとかなり脳天気。
外国人監督が描くTOKYOとあってもっとエキゾチシズムモリモリかと思ったらそこまででもなかった。敢えて言えばオープニングとエンディングのアニメーション、カラックスの「雲/蜘蛛」くらいか。
短編集には長編にはない短編集ならではの良さがあるなぁと改めて。