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グリーン・ランタンのttのネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・ランタン(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

おいおい普通に面白えじゃなぇか。デッドプールでライアン・レイノルズにネタにされたことだけが有名になって、本作を見たことが無いという人も多いだろうが、そういうデッドプールだけ知ってる人にも見てほしい映画だな。
まあ俺がDCコミックファンで特にグリーンランタン好きだから、テンションが上がるポイントが多いってのもあるから、贔屓目で見てるかもしれないけど、客観的に見てもそこまで馬鹿にされる映画でもないと思う。
特に良かったのがヒロインのキャロルですね、ルックスが可愛いというのは普通にプラスポイントなんだけど、彼女の場合それだけじゃなくて、精神的な面でハルを支えるまさに理想のヒロインであり、女性であると感じた。
「俺は怖いんだよ!」と自暴自棄になっているハルを「お父さんは怖がらなかった?」「恐怖に勝てたはずだ」「それを別の言葉でいうと、勇気よ」「選ばれたのには理由があるって言われたけど、理由が分からないんだ。まだ」「分かるわ、私は前から分かってた、恐れを知らないからじゃなく、恐怖を克服する強さがあるから、勇気を持ってるからよ、本当よ、お父さんと同じ」
こんなに献身的に主人公に言葉で尽くしてくれるヒロインいます?って感じ。しかもこのシーングリーンランタンというヒーローの本質を言っていて、キャロルがいなければ、ハルはグリーンランタンとして力を引き出せずパララックスに打ち勝つことは出来なかっただろうというのが分かるから、超重要シーン。そんなシーンにヒロインであるキャロルがいるって意味は、つまりアメコミ映画において飾り物のヒロインじゃないってことなんですよ。またグリーンランタンとなったハルを、キャロルは正体を見抜きイチャイチャするシーンあるんですけど、そこも微笑ましくて良かった。まあ目元だけ覆ってて顔はほとんどそのままなんだから、そりゃ親しい人間にはバレるだろと思っていたので、そのツッコミを逆手に利用したシーンかな。
あとグリーンランタンの意志の力でイメージが具現化するというのを映像で見れたのは大きい。普段といっても邦訳されてる分だけだけど、コミックで見てるグリーンランタンの力を、ハリウッドのCGで映像化されてたのは、素直に良かった。後続のスナイダーカットではビーム飛ばしてるだけだったけど、今回は色んなモノに具現化するから見てて楽しいし、
これでこそグリーンランタンだと思える。
あとグリーンランタンコァのキロウォグなど宇宙人グリーンランタンが見られたのも良いですね。まあ俺が知ってるのはアビン・サーにシネストロ、キロウォグぐらいなんだけど、でもキロウォグは実写化にあって省かれると思ってたから、コミックそのままの性格やビジュアルで出てきてほんと嬉しかった。
あとシリアス一辺倒な映画ではなくちゃんと笑えるシーンもあるというのは、推しポイントですね。ハルがグリーンランタンになろうとしてポーズを取るんだけど成れないとかね。あと幾つかあったけど、覚えてない。でもあったのは事実なんですよ!
そしてコミックファン的には今回安易にシネストロをヴィランにしなかった事は英断だと思えるんだけど、EDでイエローリング嵌めてるし、
次回作にとっておいたんだろうなというのが、見え見えなのはマイナスポイントだし、今現在のグリーンランタン映像化事情を見ると、
さっさとシネストロをヴィランにした方が良かったというのも分かる。実際MCUの「ドクター・ストレンジ」ではドルマムゥをヴィランとして出し倒しちゃったし。もったいぶらない方が良いという意見も分かる。
あとグリーンランタンのコスチュームかな?実写で見ると正直ダサいです。バットマンみたいにアレンジしても良かったのではないか?。
まあ後半文句言ってるけど、普通に良い映画でした。特にキャロルが良かった。CV 甲斐田裕子さんだし、置物ヒロインになってないどころか、ハルと物語にとって欠かせないキャラになってて。
あとどうでも良いけど、アマンダ・ウォラーが出てきて、彼女今回は同情できる背景があったんで、アマンダ・ウォラー度は低いですね。(アマンダ・ウォラー度ってなんだ?)
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