しゅう

グリーン・ランタンのしゅうのネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・ランタン(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじを見て気になって視聴しましたが、想像を超えてくる面白さの映画だと感じました。
怖がりで逃げてばかりの主人公が、恐怖を力に変えてくる敵と戦い、乗り越えて成長していく物語です。

最初は、説明口調の冒頭から始まったこともあり、なんかヤバそうな作品だと思いました。
ただそれも映画を見ていくことで、考えが変わって行きました。

多種族からしたら未開の地である地球出身というだけで侮られ、バカにされて本人も辞めたくなっているのを見ていると辛かったです。
主人公の人間性が分かった上で、困難な仕事に選ばれるのは大変なことだと思います。
周りからも逃げるな言われながら、迷って葛藤しながら、少しずつ成長して行くのは感度しました。

何でも出来るというありがちな能力ですが、何でも出来るからこそ戦闘シーンはとても迫力があって良かったです。
単調な戦闘にはならず、さまざまな手段を使って敵に立ち向かっていくのは見ていて楽しめました。

中盤の敵との戦闘シーンでは、あまり盛り上がりに欠けていたのが微妙に感じてしまいました。
このシーンを入れるならラスボスとの戦闘や、味方ヒーローたちとの共闘を見たかったです。

最後の戦闘シーンは、主人公に思い入れのある戦闘機が出てきたのは良かったと思います。
また、これまで戦闘訓練での話を思い出すかのような戦いは見ていて面白かったです。

ただ、主人公一人で戦って終わりだったのは少し残念でした。
3000人を超えるヒーローたちの設定は必要だったのかな? と思えてしまうくらい酷いラスボス戦だと思います。
結局一人で終わりか、と思いかけた所で最後の最後で助けに来てくれたのは感動しました。

ラストシーンでは、前任者とは比べものにならないとバカにされていたのが、認められ直したのは思わず良かったねと感じていました。

全体的に見れば面白かったですが、所々で気になる点や不満点などがあったのも事実です。
そのため、評価は4にしておきます。
しゅう

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