ライアン・レイノルズの黒歴史、もとい緑歴史にレッツトライ!!
そもそも「グリーン・ランタン」っていうタイトルがもうダサい。
これは日本に限った話かも知れないが、ヒーローものにおいて大事なのは「濁音」だ。
デビルマン
宇宙刑事ギャバン
機動戦士ガンダム(ゲルググなんて最高だ!)
濁音があると、少年の心はそのカッコイイ響きに疼くんだ。
なのに、「ランタン」である。
だっせーーー!!
一先ず、あらすじ。
元は空軍に所属し、現在はフェリス航空のテストパイロットであるハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)は、地球に不時着した異星人アビン・サーより、緑に光る指輪とランタンを託される。彼は全銀河を守護する宇宙警察機構「グリーン・ランタン」の一員となり、恐怖の化身パララックスに立ち向かう。
さぁ、もう、何から何までダサい。
ダサいの大感謝祭。
全身グリーンのレイノルズはやっぱりダサい。
指輪の力がなくなったらランタンで充電するとかもだっせーーー!!
3,600名もいる「グリーン・ランタン」。
もう、キャラデザインが絶望的にだっせーーー!!
マーク・ストロング演じるシネストロっていうキャラの髪型が、宇宙人なのにM字ハゲでだっせーーー!!
想像したものを具現化出来る能力というのも、子ども騙しみたいでだっせーーー!!
デザイン面のダサさもさることながら、脚本も悲しくなる程酷い。
「グリーン・ランタン」になったハルは、惑星オアでランタンの修行をするんだけど、5分か10分ぐらいで仕上がってんの。
お手軽過ぎない?
銀河の何処に潜んでいるのかわからないパララックスをシネストロが「絶対見つけてやる!!」って息巻いていたのに、次の瞬間には、パララックスの元に向かってんの。
どうやって見つけたん?
空や銀河を飛び回るCGも酷い。軽い。
MARVELの映像技術のクオリティが如何に高いのかに改めて気付かされる。
同じ「ガーディアンズ」を名乗っても、ジェームズ・ガン監督のあちらとは大違い。ハルもお調子者キャラで、ライアン・レイノルズの軽快なトークでコメディ路線に持っていきたいのはわかるが、ただ軽いだけのキャラになってしまって、どうにも振り切れていない。
ティム・ロビンス、ピーター・サースガード、今や監督として知られるタイカ・ワイティティとキャスティングは素晴らしいのに。
でも、誰が1番良かったって、ハルの幼馴染で元恋人キャロルを演じたブレイク・ライヴリー!!
何て美しいんだぁ〜〜!!
これきっかけでライアン・レイノルズと結婚したライヴリー。うらやまけしからんけど、お2人の馴れ初めになったのだから、この映画が想像の産物だけで終わらず、具現化されて本当に良かった。