やむちゃ

野獣捜査線のやむちゃのレビュー・感想・評価

野獣捜査線(1985年製作の映画)
3.4
備忘録
高校3年生の時に鑑賞。

ドラゴンへの道でブルース・リーと死闘を演じたチャック・ノリス主演の刑事アクション。
正義感が強すぎて警察内で孤立している一匹狼の刑事が、一人で麻薬組織に挑むお話。

パンフレットにも載っていたが、もともとクリント・イーストウッドのために用意された脚本だったらしく、ダーティ・ハリーを彷彿させる、無口で正義のために突っ走る一匹狼刑事をノリスが演じている。
良くも悪くも、ノリスのキャラクター設定を決定づけた作品だと思う。

ドラゴンへの道以降、マイナー映画などに主演していたノリスだが、1983年頃から急に人気沸騰、メジャー映画会社で主演をはるようになった。
やや面長の顔にヒゲを蓄えるようになって、渋さが増したのが原因?
日本でも急に公開作品が増え、本作や地獄のヒーロ、テキサスSWATが相次いで公開されるようになった。
その後キャノン・フィルムズでアクション映画(デルタフォース等)を連発するようになり、さらに人気に拍車がかかった。

ノリス作品の特徴として、ほぼほぼ無敵で淡々と敵を倒していくというものがある。
アクションも決してスピーディーではないが、何故か敵にはやられないw。
この路線は後のスティーブン・セガールに相通じるものがある。
おそらくこの辺りが、近年になってチャック・ノリス・ファクトを生み出す元になったのではないかと思う。
やむちゃ

やむちゃ