今まで観たチャック・ノリス主演映画の中で一番出来が良い。
もちろん彼の作品の醍醐味であるB級感も楽しめるのだが、今作ではそれよりハードボイルドにキメた作品カラーとチャックのぶっきら棒な演技がマッチして、ドラマ部分が観所となっている。
刑事物として観るとそれ程突出した所は無いが、チャック主演となるとまた観かたが変わる。
ロボット装甲車が大活躍だが、これのデザインのカッコ悪さとリアリティの無さに詰めの甘さが出ている。でもそこがまたチャック主演映画らしいところでもあるのだろう。
でも資料によれば今作は元はクリント・イーストウッドのために書かれた脚本らしい。う~ん、そこはかとなく香るB級臭に気付いて断ったのかな?
チャック本人も自分の作品の中で一番のお気に入りらしいので、彼のファンは絶対外せない一本だろう。
刑事の溜まり場のバーのギャグは既視感があるのだが、今作が初出だろうか?それともパクリ?