だい

不時着のだいのネタバレレビュー・内容・結末

不時着(1964年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

もうね、
これぞグレン・フォード!
という感じの、
主演に華がないからこそ光る骨太サスペンス!!!!

「追跡」とかもそうだったけど、
キャラが控えめだからドラマティックになりすぎず、
地道な捜査に引き込まれるグレン・フォードマジック!

ぼくは好きです。


ってかこれ、
聴聞会のシーン必要だった??

運命の否定論者だったのに、
急に運命論者になったのとか、
触れ幅デカすぎて過程ミステリーだし、
あんな感じにするなら、
そもそもお前何でミッキーとか呼んだん?
とか。


と、
尺の水増し感はありながらも、
最後の大団円とか、
何だかんだでドラマ的な満足度高くて良いよね!

きちんと航空業界の教訓みたいにまとめるのも良いと思います、はい。


なお、
原題が「Fate is the hunter」だから、
たぶん「運命」ってものの解釈にスポットをもっと当てるはずの話だと思うし、
そのための中盤からの運命論のアレコレだと思うのだけれど。

そこを描ききれてないから、
ナンシー・クワン演じるサリーがキャラとして浮いてるのよね。

サリーってめっちゃ魅力的なキャラだと思うから、
そこだけ勿体なかった。
だい

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