菩薩

のんき大将の菩薩のレビュー・感想・評価

のんき大将(1949年製作の映画)
4.0
明るく楽しく朗らかに、締めすら大変ハッピーであるがその中に強烈にブルジョワ批判が盛り込まれるブニュエル節。富そのものを否定するのでは無くあくまではなから与えられたそれと固定化される階級に対して反旗を翻す為の映画。最後まで脚本が非常に優秀、全てを失っても残ったもの=愛の鮮やかな伏線回収、おそらく再起に向けて自らを鼓舞する意味合いもあるのだろうけど。
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