梶芽衣子版さそり4作目
あんたを刺したんじゃない
あんたを愛した松島なみを刺したんだ
また脱獄し傷を負ったさそりは学生運動時代に傷つけられ警察を恨む男と出逢う
3作目撮る前から揉めていた主演と監督
今作は梶芽衣子と作品を共にした長谷川監督に
1〜3作目と比べて描写がだいぶマイルド
絵として面白いなって所とか演出はあるし、相変わらず梶芽衣子は美しい
面白いんだけどシリーズの中では微妙
理由は2つ
1つ目は今作の悲惨さがぬるいこと
だから警官への復讐でカタルシスが少ない
そしてそのシーン自体も割とあっさり
さそりが意図的にはめたのではなく予定調和感があって…
2つ目はラストの展開
今までにないさそりを作ろうとドラマを与えたのはいいけどその結果1〜3で作り上げたキャラ像が崩壊している
この決断をするのなら3のあの子はどうして同じ様にしなかったの…
ただしラストの決め台詞は超かっこいい