腰辨頑張れに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『腰辨頑張れ』に投稿された感想・評価

コメディータッチの小市民映画の枠内において成瀬の実験精神が炸裂しており、その共存ぶりが奇妙にも思える。

例えば不吉なイメージが連続するその室内空間。妻の額に斜めにかかる影、夫の首を切り取るかのよう…

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eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.0

【映画タイムマシンVOL.10】サイレントプログラム
柳下美恵さんの即興ピアノ演奏と大森くみこさんの弁士付き上映はお2人の息の合ったコラボでとても楽しく会場の子ども達もとても楽しそうに見ていた。
現…

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mat9215

mat9215の感想・評価

3.5

表現主義的な唐突なショットの挿入は微笑ましいが、たとえば、息子が大勢を相手に喧嘩して、土管を駆使して勝利する場面がとてもシャープ。成瀬巳喜男はこんなアクション描写も上手かったのだ。また、同時期の小津…

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牧史郎

牧史郎の感想・評価

3.5

名作の誉れ高い成瀬の遺作である『乱れ雲』を見たがピンとこず、そのことが少し寂しくもあったので、サイレント期の作品を探して見てみた。

とても面白かった。この頃から資本主義による核家族化と親の功利主義…

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予想していた以上に面白かった。こんな外連味ある演出が見られるとは思ってなかった。小津映画みたいなのを予想していたため、初手からカメラの動きが多くて驚かされた。息子に詰め寄られたときの、アオリで写され…

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taka

takaの感想・評価

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2022 4/1 1回目

成瀬巳喜男は聞くかぎり女性映画イメージがとても強いけど、初期にはこんな子供を主としてちょっと面白くドタバタ劇を演出してるの意外だった。 
進の喧嘩の場面、弁士がいたらどん…

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当時の労働階級の人々は弁当を腰に携帯して働いていた為、腰弁当=安月給の労働者という意味があったらしい。※加藤文俊「おべんとうと日本人」思想社、2015
安月給のサラリーマン
1930年代のサラリーマ…

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成瀬、松竹時代のサイレント映画。貧しいセールスマン一家の悲喜劇。大人の世界はいつでも矛盾に満ちているもの。ラストがハッピーエンドでよかった。

小津の小市民ものにも通じるテーマだけど、より実験的なモ…

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市民を描いたサイレント作品としてかなり良質だが、総合力では小津に軍配が上がりそう。後半の過激なモンタージュ、ドイツ表現主義的なそれは取ってつけたようであまり好きではない。実はフラッシュバックの元祖と…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.3

池袋・新文芸坐での『成瀬巳喜男監督特集』で鑑賞。
サイレント映画であるが、活弁士付きの上映。(活弁士は、斎藤裕子さん)

成瀬巳喜男監督にしては、なかなか喜劇タッチ、実験的映像も見られる映画であった…

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