ジニョク

北京的西瓜(ぺきんのすいか)のジニョクのレビュー・感想・評価

3.5
誰かの手助けをした時にものすごぉーく喜んでもらえて感謝されたら嬉しいよね。
また助けを求められたら やっぱり手を差し伸べちゃうよね。
分かるよぉ、分かるけどさぁ〜。

舞台は千葉県船橋市。
八百屋を営む”八百春”のお父さん。
ある時、栄養失調のひとりの中国人留学生を助けたことからお話は始まります。

当時の中国の学生さんたち、少ない収入で日本で一生懸命勉強しているんです。
そんな彼らの生活に触れ、面倒を見ているうちに学生寮の掲示板には「困った時は八百春のお父さんへ」と張り紙がされるほど。

お父さん役にベンガル。
その奥さんがもたいまさこ。
2人が営む八百屋さん。
想像しただけでも雰囲気良い。

このお父さん、周りに「中国病」とからかわれる程に入れ込み過ぎて、ついにはお店の売り上げにまで手をつけてしまう!

1989年の作品だけあってみんな若い!
誰だっけ誰だっけ?と見たことあるお姉さんが木野花だと知った時にはちょっとびっくり!
だけど、もたいまさこは変わらずもたいまさこだった〜笑

この映画が出来る数年前に起きた実話が基の作品。
中国ロケは当時、天安門事件のせいで現地では行われなかったとか。

良いお話なんだろうけれど、あんまり心に沁みなかったのは何故だろ。
街中やテレビで横柄な彼らを見過ぎでいるからかな。
それはほんの一部の人たちであるとは分かっているけれど…。

ところで北京の西瓜は千葉産西瓜より美味しいんだって〜☆
ジニョク

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