ベビーパウダー山崎

山鳩のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

山鳩(1957年製作の映画)
3.0
お股の緩い岡田茉莉子とバカ正直に働くしか取り柄がなさそうな森繁久彌が年の差30歳を超えて結ばれる呑気な田舎日常系映画。岡田茉莉子は逃げてきた先で森繁と結婚して子供まで生んで幸福そうに終わるが、結局は森繁も自由の選択肢は与えたものの、これだけ年齢が離れていると大人が子供をうまいこと丸め込み女性(娘)の人生を売り買いしただけのようにも思えたりして、いま見るとなかなか複雑。森繁が岡田茉莉子の思いを受け止めたあとに火山の画がわざわざ映るのはセックスの隠喩だと思う。