やす

デビルのやすのレビュー・感想・評価

デビル(1997年製作の映画)
3.9
インディジョーンズの新作が始まったので、何かハリソンフォードの映画が見たくなり。
ブラピとハリソンフォードの共演作のこの映画を久しぶりに再鑑賞。

ブラピファンの私が見ても、この映画のハリソンフォードの滲み出るような演技にはかなわないなぁと思った映画。

ブラピは哀愁も感じるIRAのフランキー役を演じていて、名前を変えて計画を実行するためにNYの警官トムの家に居候することに。

ハリソンフォードは天職とも言えるような人が良くて正しいことをしようとする警察官トム。
家族やフランキーに対しても温かく接して穏やかながらも、後半物語が一気に動くと苦悩の姿も滲み出るように演じていた。

そしてIRAは許されることではないかも知れないけど、フランキーの過去を考えたりトムとその家族と過ごしていた穏やかなフランキーを見ると、よほどだったのだろうとも感じる。

二人の複雑な感情のせめぎ合いが見えて、切ないけどこれで良かったんじゃないかと思えます。

とにかくハリソンフォードのフランキーを見る眼差しが、厳しさと悲しみと温かみを同時に感じることができて、ハリソンフォードが素晴らしい。

そんなハリソンフォードは2月に『野生の呼び声』を見た時には、とても戦えそうには見えなかったんですが…
『インディジョーンズ 運命のダイヤル』の予告を見たら、「どこから見てもインディジョーンズだー😍」
とワクワクしてしまいました。

ハリソンフォードと言えば娯楽大作のイメージですが、演技派でもあり幅が広いですね!
やす

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