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トランスフォーマーのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

トランスフォーマー(2007年製作の映画)
4.0
中東カタールのアメリカ軍空域に「撃墜されたはずのヘリ」が飛来する。通信に応答しないまま着陸した未確認機にキャンプ中に緊張が走る中、突如ヘリがロボットへとトランスフォームして攻撃を開始。兵士たちを一蹴した金属生命体は国家機密情報へのハッキングを開始する。


◆ No sacrifice, No victory.

金属に命を吹き込む強大な力を持つ《キューブ》を巡り、惑星サイバトロンでは善と悪の熾烈な戦いが勃発。戦乱の中キューブは失われ、惑星は荒廃。両陣営は失われたキューブを探すべく宇宙の捜索を始めた。

日本を代表する玩具メーカー「タカラトミー」と、マテル社に次ぐ米国大手の「ハスブロ社」によって共同展開され、大ヒットを記録した変形ロボット玩具『トランスフォーマー』シリーズの世界観をハリウッドが映像化。巨匠Steven Spielbergが製作総指揮を務め、ハリウッドを代表するヒットメイカーのMichael Bayがメガホンを取った。

世代的には『ビーストウォーズ』がドンピシャなので、80年代の初代アニメ版をベースとした今作にはあまりピンと来ない部分もありました。しかしながら、車や航空機といったマシンがあっという間に金属生命体へとトランスフォームする映像は圧巻の一言。

大小あわせて10体以上のトランスフォーマーが登場しましたが、いずれも細部まで丁寧にデザインされていて粗さを感じさせない造形でした。キャラクターのクオリティが非常に高い。独特の金属音を響かせてトランスフォームし、軽やかやな身のこなしで戦う姿にワクワクさせられます。時折スローを織り交ぜるアクション演出も効果的でした。

隕石のように飛来したオートボットを目にしたモブキャラの「アルマゲドンより凄い!」という台詞。M.Bay監督の代表作『アルマゲドン』をネタにした遊び心にもクスリとさせられます。


◆ Boy meats the CAR.

LAに住む冴えない青年Sam Witwicky(Shia LaBeouf)が中古のカマロを購入した事で物語が動き出す《ボーイ・ミーツ・カー》のストーリー。彼の購入した中古車は、善陣営のトランスフォーマー《オートボット》に与する戦士の一人でした。また、彼の高祖父である冒険家のArchibald Witwickeyは、1897年に北極を探検した際、キューブを追いかけて地球に不時着し、氷漬になってしまった(なんておっちょこちょいな...)《ディセプティコン(悪陣営)》の首領メガトロンを発見していた事が明かされます。

キューブを巡るオートボットとディセプティコンの戦いの真っ只中に放り込まれてしまったスクールカーストが低めの目立たない青年が、熾烈な戦いの中で勇気を振り絞り、意中の女性Mikaela(Megan Fox)とも距離を縮めて成長する姿を描いたサクセスストーリー。

シンプルなストーリーにド派手なアクション演出。キャラクター同士のコミカルなやり取り。エンタメ作品のあれもこれも詰め込んだようなボリューミーな作品で、まさにM.Bay監督らしさが全面に出ていると感じます。

《車から変身して戦うロボット》というコンセプトはM.Bay監督との相性が良いと思いますが、当初監督を予定していたS.Spielbergが撮っていたらどんな作品になっていたのか。全くの別物になっていたと思いますが、S.Spielbergバージョンにも興味があります。


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Dear. クラリスさん

結構ハイカロリーだったね〜。
一作品でも一緒にに観れて嬉しいよ!
また機会があったらよろしくね!