NAO141

トランスフォーマーのNAO141のレビュー・感想・評価

トランスフォーマー(2007年製作の映画)
3.8
〈乗り物が変形して巨大ロボットに!〉
チビッ子がワクワクしちゃう作品。
男子がワクワクしちゃう作品。
ある小学生の男の子に「好きな映画は何?」って訊いたら、本作『トランスフォーマー』を紹介してくれた。瞳をキラキラさせながら沢山のロボットについて説明してくれた(とても面白かったんだろうな)。それがきっかけで視聴してみる事に。なるほど、これは面白いね!

もともとは日本でタカラ(現:タカラトミー)から発売されていた『ダイアクロン』や『ミクロチェンジ』シリーズの玩具を、米国のハズブロ社が業務提携して、バンダイなど他社の変形ロボット玩具とまとめて“Transformers”と名付けて販売したのが始まりなんだとか。つまりは日本発祥のロボット作品ということなわけだ(まったく知らなかった…笑。そもそも幼少期にこういった変形ロボット玩具で遊んだ記憶が…ない笑)。そんなチビッ子がワクワクしてしまうロボットを〈子どもに夢を与え続ける〉スティーブン・スピルバーグが製作総指揮、〈大量の火薬を使った破壊シーンがお約束の破壊王〉マイケル・ベイが監督としてタッグを組み、ワクワク感満載の作品として誕生させたのが本作『トランスフォーマー』。面白くないわけがない笑。作中の変形シーンは、いまの映像技術だからこそ実現出来たわけだが、「これが現実のものになったらいいな」と大人もワクワク!笑。ロボットに関しては日本の技術力はかなり高いと思う。そして日本人は[鉄腕アトム][鉄人28号][ガンダム][ASIMO(アシモ)][Pepper(ペッパー)][LOVOT(ラボット)]など昔から老若男女ロボットに慣れ親しんでいる国でもある。ロボット先進国でもある日本が今後も世界をリードして、いつか変形までしちゃうロボット(乗り物)が実現したらいいな、そう思えてくる!

作品としてはシンプルで、ロボット生命体が正義の〈サイバトロン(オートボット)〉と悪の〈デストロン(ディセプティコン)〉に分かれて抗争を繰り広げるというもの。作品そのものも面白いが、個人的にはイケてない高校生(シャイア・ラブーフ)とその両親のくだらない会話劇が好きだな。あんな両親だったら、なんか面白いかも笑。好きなロボットは〈バンブルビー〉かな。なんか可愛らしくて面白いぞコイツ!!

あの瞳をキラキラさせていた男の子は今どうしているかなぁ。この作品がきっかけで、彼が「映画が好きになったり」「ロボットが好きになったり」「乗り物が好きになったり」するかもしれない。無限に広がる可能性や夢を大事にして、いつか変形ロボットを現実のものに!
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