このレビューはネタバレを含みます
さすがはマイケル・ベイ。
どこまでも痛快でド派手なアクションで魅せてくれます。
基本的にカメラ目線は低く、煽りで撮っているのでトランスフォーマー達の巨大さは迫力十分。
特にバトルシーンは、正直なところ訳が分からないくらい人間達の目線が続く。
その俯瞰でない視線が、このロボットアニメを実写化した時の真実味への一助になっているんだろう。
でも一番効果的なのはトランスフォーマーの質感であるわけだけどね。
VFXはILMとデジタルドメインという特撮の二大巨頭が担当していて、まあ、「さすが!」といった映像を見せてくれます。実写背景とCGIの融合度は凄すぎる。
もうここまでされると、質感の上ではまるでウソっぽさが無いんだよなあ…。
ストーリーはハッキリ言ってチープなので、映像を観るだけの作品になりがちか。
でもオリジナルに対するオマージュや多作品のパロディ、アメリカンジョークも多く、それはそれで面白い。
何も考えずに観られる夏場の娯楽大作としては、最高の部類であるのは間違いない…か?w
ラスト、スタースクリームだけ宇宙に行っちゃいましたな。