お洒落なドタバタコメディ。
タイトルはストレートでちょっとギョッとするのですが、上流階級の方々の話だからか下品でなくサラッと見れる。
でももう少し短くできたと思う、90分とか。だって川島雄三は「洲…
68年前の日本。
冒頭の人口増加問題における厚生大臣の国会答弁はとても興味深く、注視・傾聴してしまった。
皮肉にも48歳の妻、秘書が長男との間に、更に次女までも妊娠が発覚(もっと増える)する事によ…
今ほど規制がないときの映画だからこそ、今を生きる私たちにとっては「それ、言っていいんだ」と思うことを登場人物が発言することがあるけど、それが悪いのではなく、新鮮で面白いと思った。役者の方たちが、台詞…
>>続きを読む木下恵介「カルメン純情す」も扱っているが人口過剰問題をパロディ化した、風俗ドタバタ喜劇お得意川島雄三監督の傑作。保守の厚生大臣山村聰一家の出産ラッシュ、野党菅井きんとの国会論戦、赤線問題、堕胎を含め…
>>続きを読むたまにノイズが走るくらいで、めちゃくちゃ映像きれいだった…映像はきれいなんだけど、冒頭の国会シーンが聞き取りづらくて視聴止めようかと思った。
モノクロ映画って苦手だったのに、最後まで退屈することな…
このレビューはネタバレを含みます
テンポといいアイロニカルなストーリーといい、とても川島雄三らしいコメディー。ベビーブーム期の日本を背景に、その対応に苦慮する時の厚生大臣(山村聰)。しかし、その妻(轟夕起子)が48歳で妊娠したという…
>>続きを読む川島雄三、日活移籍第一作。『東京マダムと大阪夫人』では井戸端会議の妻たちをガーガー鳴くアヒルに例えていたが、この度はやたらと子供を作る男と女をガマガエルに例えてみせる(人間の妊娠検査にガマガエルを使…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人口増加が深刻な社会問題だった頃。厚生大臣は結婚したばかりの若い男女に受胎調節を指導する計画(未婚者にはしない!避妊薬はだめ!中絶もだめ!なぜなら風紀が乱れるから!)を提出する。「産めよ増せよ」から…
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