Fredisius

マニフェストのFredisiusのネタバレレビュー・内容・結末

マニフェスト(1988年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品のモリーナの画像が、海外フォロワーさんから流れてきて、その衝撃的な絵に、なんだこれ!?と超気になってVHSをゲットしました。

VHSのジャケットを見た時に、この作品見ても大丈夫か?と不安になりましたが、どんなB級映画が来るかと覚悟しながらの鑑賞。

いちいち表現がそれなりにエグい。
見ていて気持ちの良い映画では無いですが、ブラックコメディとしてある意味振り切っている分、所謂芸術、としては評価できるのかも。

どうやらこのエロティックシーン盛り込みまくりなのは監督のスタイルのようで。
死体の横、子供の前、ホント欲望に溺れた大人たちが醜すぎる。

精神病院だか、ご都合主義の皇帝への反乱者のための牢獄か、謎の実験場のシーンも見ていて気持ちよくはありませんね。

贔屓のモリーナの役は人間として最低で、お金で少女を買う人間。でも現実でも権力者の中にはそういうやつがいるのかと思うとよく風刺されてるなぁと思ったシーンでした。
結局その後の展開が勧善懲悪じゃないところも皮肉がこもってる。ラストは報いを受けたようですが。

アバンティ、1部白髪なところとか、ビジュはすごく好きなんですが、人間としてくそすぎて、ちょっと推せないなぁ……少女に悪戯する場所も趣味を疑う……場所が場所だけに気持ち悪さ爆発。贔屓補正入っても嫌なキャラは嫌だった(笑)
幼女におば様に列車の美女に、節操無さすぎ(笑)
最後はあれ、死んだんですかね?自分でご都合でぶち込んだ教師が頭おかしくなって襲ってきたのだから、まぁ自業自得ですけど(笑)

内容はエグいものの、音楽は明るくて陽気なので、なんだかそうでも無いように錯覚して見れてしまいますが、やはり衝撃的内容でした。


好きだったシーンをあげるとすれば……

アイスを舐めるモリーナ…(笑)

ハートのお菓子を笑顔で差し出すモリーナ…(笑)

あと白馬に乗る姿も素敵でしたが、彼が身長189cmもあるので馬が小さく見えました(笑)

1番は、子犬が超可愛い。
Fredisius

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