痛みの極み。この場合の痛いはイタイ。
よくもまぁ第三者的にここまで痛い女性を描けるもんだと思えて仕方ない。
「緑の光線」の主人公とは一味違う痛々しさ、こちらはもっと女性特有の痛々しさを感じられる。
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サビーヌがひたすらイタかった……
この痛々しいサビーヌをどうとらえるかは人によって様々なんだと思うけど、自分は暴走する彼女をじっとり見守ってしまった……もしかしたら多かれ少なかれ誰でもこういう面を持…
妄想加速女子、お疲れ様です...
緑の光線の主人公も痛い女子だったけどそれとはまた違う種類の痛い女子。
気持ちは分かる。こういう痛い人間の話は目を逸らしたくなることが多々あるけど、ロメールの手の上で…
第三者からすれば正気のさたじゃない女性の心理を、見事に説明・描写したロメールに脱帽である。
主人公は現実的で打算的なようで、実は幼稚でひとりよがりな世界観に支配され、自分の「プラン」にとりつかれてし…
「緑の光線」の女主人公を上回るめんどくさい女サビーヌ。めんどくさ過ぎて腹立たしさよりもやっぱりニヤニヤが勝ってしまう。
押しの強いテクノサウンドにのせて“夢想と空想するのは当たり前じゃないか”的な…
尋問する気なの?と言いながら自分の話を聞かせまくる。そのあとの桟橋で身を寄せるシーンがさりげない。結婚するのと言われた雇い主がにっこりするのもいいけどそれを無碍にするのもいい。
元カレの家に行っては…
原題は「美しき結婚」というよりも「おめでたい結婚」「玉の輿」といった意味。庶民階級に属する女主人公サビーヌが、上流階級に属する男性との結婚を通じて社会階級を上昇したいという願望が暗示される題名である…
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