のび

砂の女ののびのレビュー・感想・評価

砂の女(1964年製作の映画)
4.7
休暇を利用して昆虫採集に訪れた男教師が、砂丘地帯にやってきた。砂丘の部落の民家に一泊することになったが、その民家は砂丘を掘った穴の中にあり一人の女が住んでいた。次の日になると地上からの縄梯子が消え、蟻地獄のような穴からでられなくなったことを知る。男は女との共同生活を強いられる。何度も脱走を試みるが砂のせいで地上に這い上がることはできなかった…

すごいものを見た。ほんとすごい。
砂の描写がすごい。日毎、場面毎に違う顔を見せ、砂がうねり流れ、生き物のように落ちていく。
砂が人間を壊していく。砂の存在感がすごくて、砂が不気味に感じた。
非日常なのに日常にあるかのような現代の社会のような話しだった。

そして、突然のオチ。

見てない人はぜひ見て欲しい!
これは原作も読まなきゃ!
のび

のび