武満徹特集のうち。約20年ぶりの再見。ほぼ原作どおり。やや長尺に感じた。土着的な面や踊りや太鼓の音が前近代的な閉鎖空間としての砂の僻村を表すのは理解できるが、くどい。砂の女たる岸田今日子は、子宮外妊…
>>続きを読む結局人って適合できてしまうよねってことのように思えたし、ほんとにそう。モチベ見つけて生きれちゃってるっていうね。だからこそ地獄が生み出されているという壮大な鬱だった
あと砂まみれのセックスが生々し…
スイス生まれの精神科医エリザベス・キューブラー・ロス1969年の著書『死ぬ瞬間』を思い出した。
四方を砂に覆われたあばら家に囚われて女と暮らすことになる主人公は”砂を掻き出す仕事”をするように言われ…
安倍公房作品を読んだ時の、あのざらりと纏わりつくような砂の不快感、抜け出したくても抜け出せない蟻地獄のような恐怖感が見事に再現されていて感服いたしました。流れ落ちる水のようだったり雪崩れ雪のようだっ…
>>続きを読む砂の一見乾燥していて無慈悲な質感が、湿って肌に張り付いた時に見せるまた違った表情が印象的だった。どこを切り取っても画がとにかく美しいし、タルコフスキー諸作品の湿った雰囲気と対置してもいいのではないか…
>>続きを読む新種のハンミョウを探しに砂丘へやってきた男が砂の中の女の家から出られなくなるお話。女こと岸田今日子が凄まじく、男こと岡田英次は下手っぴでした。
モノクロを最大限活かしたような画作りが素晴らしい。砂…