新種の昆虫を探すため小さな漁村を訪れた男(岡田英次)が、部落の因習に嵌められたことにより、女性(岸田今日子)と二人きりの砂穴での生活を余儀なくされる。原作者の安倍公房自らが脚色を手掛けている、サスペ…
>>続きを読む休暇を利用して昆虫採集に訪れた男教師が、砂丘地帯にやってきた。砂丘の部落の民家に一泊することになったが、その民家は砂丘を掘った穴の中にあり一人の女が住んでいた。次の日になると地上からの縄梯子が消え、…
>>続きを読む初めて小説を読んだ時、摘むページ一枚一枚がザラつく感覚に襲われた。そしてこの作品を見て酷く喉を掻き毟りたくなった。安部公房は脚本も担当しており、彼の意向もあったのだろうが、執拗な程の「砂」の描写…
>>続きを読むとても面白い、サスペンス的な要素も強く観るものの心をつかんで離さない!自分の心も蟻地獄に!
昆虫の採集にやってきた男は、その砂地の穴の中で暮らす女の家に一晩泊めてもらうことになる。しかしそこは抜け出…
原作は砂の硬質で哲学的な描写が独特のリアリティを生んでいるが、映画ではより不気味な怖さが色濃く出ている。安部公房が書く台詞は、声で聞くよりも文字で読む方がいいかな。蟻地獄のような砂の穴ぐらの中にいる…
>>続きを読むヒョンな事から、蟻地獄のような、砂の家に閉じ込められてしまった男を描く、安部公房の砂の女の映画化。
砂の穴にある一件の家。
そこに住む謎の裸の女。
穴の外から監視する村人。
あらゆる脱出を心みるが…
このレビューはネタバレを含みます
雑に言えば、砂に囲まれた穴の中の家に泊まった結果、脱出できなくなりその家に住んでた女性と一緒に暮らすはめになるって話。
なんかソリッド・シチュエーション・スリラーってやつぽいでよね。お約束の通り色ん…
このレビューはネタバレを含みます
TKPシアター柏にて、じつは初の鑑賞。
序盤は悪い意味でアヴァンギャルドすぎ、どうなることかと思ったが、岸田今日子の良さに岡田英次も引っ張ってもらった感じで、最後まで見られた。
収穫としては、原作…