激動の時代を生き抜いた、スカーレット・オハラの物語。
この作品は、自己中・メンヘラ・下品の揃ったスカーレットの魅力を理解出来るかどうかでまた楽しみ方が変わるのかな。
ちなみに、私は好きになれなかった。
恐らく、メラニーの様な上品で温厚な淑女に退屈する人なら、わかるんだろうな。
例えるなら、スカーレットは、クロちゃんに近いと思う(笑)
2人とも、本来人間が忘れたいであろう部分の欲に忠実で、物凄く太い芯が真っ直ぐに通っている。
体裁も何もかも捨ててしまうのであれば、スカーレットは、心の底では憧れるべき理想の人物なのかもしれない。
その面白さにレットが惚れたということは理解出来た。
この作品は、エンディングが良かった。
自業自得の四文字では片付けられない、締まりのある美しいエンディングだった。