こじ

風と共に去りぬのこじのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.0
美人で男たらしで自分勝手で意地悪なお嬢様=スカーレットの、どんなことが起きても自分の気持ちにあまりにも正直に力強く生きる半生を描いた映画。
想い人アシュリーを取られてやけくそで初婚、南北戦争で夫を亡くして色々あったあとお金のために妹の恋人と2度目の結婚、スカーレットが貧民窟で襲われたので男たちが復讐に行き夫が死亡、腐れ縁バトラーに求婚され3度目の結婚…この間ずっとどんなにひもじい思いをして打ちのめされてもスカーレットはやりたい放題だし、アシュリーを想い続けている。
慈悲深い親友のメラニーが死んだ時、やっとアシュリーではなくバトラーのことを愛していると自覚するが時すでに遅し。バトラーは愛想を尽かしてスカーレットのもとを去ってしまう。
今度こそ悲嘆に暮れるかと思いきや、絶対にバトラーに戻ってもらうが、方法は故郷タラに帰って考えよう!とスカーレットが立ち上がるところでこの映画は幕を閉じる…

映画史に残る名作だというので見たのですが、スカーレットが自分の気持ちにあまりにも素直すぎて衝撃的だった。映画が入ってこないくらいに衝撃的。
ラストがあまりにもあっさりしていたが、この女性なら思いを遂げるでしょうと確信できたのであれくらいでいいのかも。
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