ぼっちザうぉっちゃー

風と共に去りぬのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

昔らしい華やかで優美な音楽や、背景セットの美術、大掛かりな撮影など、壮大な雰囲気がいかにも往年の名作!といった感じだった。

ただ意外にも内容的にはそんなに美しくないドラマでちょっと驚いた。
あと男を侍らすスカーレットの悪役令嬢感がいけ好かず、さらに渋おやじの軟派な雰囲気が鼻につく。

愛の無い結婚を繰り返した挙句の実家帰りは、飢えに抗う南部魂の芽生えを感じて良かったりもして、そして波乱の数々は身勝手でわがままな二人を飲み込む戦争という大きな渦を物語るようで普通に観られるものではあったんだけれど、情熱的と言うには聞こえが良すぎる感じがした。

全体として薄っすらと面白い朝ドラの中盤15話分イッキ見しているような感覚で、そしてまた長いのでなんとなく見ていたらなんとなく終わりそうな雰囲気になり、まさかと思って見てみたら残り20秒で「ええッ!?」。そのまま明日にゃ明日の風が吹くエンド。
これにはさすがに笑った。