くっそカッコいい！！！！
もう、なんで今まで観てなかったんやと、のたうちまわって後悔するぐらいに、カッコいい！！！！
ほんまになんやこれ。この構造なんや？本当のこというたら、この物語はマーキュリー計画やから、サム・シェパード演じるイェーガーの話いらんぞ。それを削ったら2時間ちょいでちょうどええはずや。なのになんやこれ。イェーガーの話、めちゃくちゃいいやんけ！くそカッコええやんけ！！！すげえよ。
あの宇宙飛行士たちのロマンを具現化させた存在がイェーガーなんだよね。それをあえて別に描くという構成の妙だわ。それに、そういう象徴は人間離れしたヒーローなわけだから別にフィクション的な存在でもいいのに、実話って！イェーガーさん、まじ半端ねぇ。
そしてこの映画は女性陣も素晴らしい…。イェーガーの奥さんのあの台詞のなんて粋なこと！！ガスの奥さんの目一杯にこしらえた作り笑顔の美しさよ！！！あと何より可愛くて純粋なジョン・グレンの奥さん！！！！エド・ハリスがアポロ13の前にこんなにも魅力的なジョン・グレンという男前を演じていたなんて、あんなに素晴らしい男に愛されるあの奥さんは世界一の幸せもんだよほんと。
デニス・クエイドの少年の塊みたいなキャラクターも好きだったし、ああ、ほんとに愛がすごい。すごい映画をつくろうぜ。って熱意がヒシヒシ伝わる。それは、演者やスタッフの想いがこの物語と共鳴しあってるからだろうか。男たちのロマンと子供らしさが、それを支える女たちの愛情と葛藤が、画面いっぱいに満ちている。それに加えて、彼ら彼女らの挑戦を讃えるようなビル・コンテイの音楽が美しくて泣ける。あのメロディーを聞くたびに胸が高鳴ってしまうぐらいに、この映画にハートを射ぬかれてしまいました…。
あの有名な台詞。「おい、ガム持ってるか？」のくだりはそりゃ知ってましたよ。でもね。知ってるだけじゃだめだった。心のそこからこの台詞を真似したくならなきゃダメなんだ。真似が出来るように生きなきゃダメなんだ。ああ、まいった。
どこか劇場でかかってたら、もう一度みたい。
