あきしげ

ナイスガイのあきしげのレビュー・感想・評価

ナイスガイ(1997年製作の映画)
3.0
ジャッキー初の全編英語による作品。
今度はオーストラリアで大暴れする。

主人公のジャッキーは人気のシェフ。
オーストリアで料理番組のホストだ。
西洋と中華を融合させた料理を提供。

仕事帰りのジャッキー。
追われる女性を助ける。
「ナイスガイ」
助けた女性のダイアナ。
彼女が彼に言った言葉。

今回のジャッキー・チェンは巻き込まれる。
不本意ながら麻薬組織とギャング団の取引、
そのビデオテープを運悪く所持してしまう。

シェフなのにやたらと強いのです。
屈強な男が数人を相手であっても、
ジャッキーは負ける事ありません。

華麗なるカンフーが冴え渡り、
周辺にある道具までも使って、
次々と敵を倒していくのです。

流れるようなアクションは面白い。
監督に盟友サモ・ハン・キンポー。
本作ではちゃっかりとカメオ出演。
こちらもおいしい役となっている。

メルボルンを舞台にしたアクション。
これはジャッキーにとって新鮮です。
特に狭い馬車でのアクションが良く、
工事中の建物でのアクションも良く、
全編に組み込んだアクションは良い。

そして、なぜかヒロインが三人います。
しかも、人種がみんな違うのは面白い。

恋人のミキにミキ・リー。
東洋人で助けるヒロイン。

ラケイシャにはカレン・マクリモント。
アシスタントの黒人で片思いヒロイン。

ダイアナにはガブリエル・フィッツパトリック。
ジャッキーを巻き込む原因を作る迷惑ヒロイン。

それぞれが個性的なキャラクター。
みんなジャッキーを振り回します。

そして、堂々と登場する麻薬組織のボス。
ジャンカルロにはリチャード・ノートン。
ジャッキー映画の悪役として常連である。
愉快で楽しい悪役を楽しんでやっている。
「ジャッキー、ジャッキー、ジャッキー」
満面の笑みで言いながらミキを殴る演技。
リチャード・ノートンの楽しい演技です。

最後はすべてを破壊する突入。
爽快という言葉が似合う最後。
安心して楽しめる作品である。

MY-46
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