クリストフォルー

太陽にかける橋/ペーパー・タイガーのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

3.6
「燃えよドラゴン」のヒットにあやかったのか、70年代半ばに、アジアを舞台にした映画が続いた。ポラックの「ザ・ヤクザ」や「007/黄金銃を持つ男 」、そして、ケン・アナキンの本作。
ニーヴンに、世界のミフネとハーディ・クリューガーの組み合わせは、一見スター頼みに見えるが、アナキンは、東南アジアの架空の国の政争を、生々しいリアルさで描いている。当時のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」で、ときどき挿入されていた社会派エピソードを思い出した。なにより、“サイゴン陥落(1975)”があったしね。
喜多川美佳(三船美佳の母)がカメオ出演してるのも生々しいが、ハーディ・クリューガーが今年(2022年)初めに逝去していたとは知らなかった。「シベールの日曜日」など、記憶に残る名優の一人です。
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