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シャッフルのgonzaのレビュー・感想・評価

シャッフル(2007年製作の映画)
4.5
このコーナー、見た順がだいぶバラバラになってきたが;(苦笑)
さて、観ました!気になっていた映画『シャッフル』!
結構グロいミステリーかなぁ~、と思ってましたが、
観終わった後はじんわりと感動できる映画でした。

旦那のジムが死んだ前後一週間が乱雑に『シャッフル』されていく。
次の日には旦那は死んでいて、その次の日には生き返って。
謎の女。
娘の顔に傷。
見覚えの無い薬ビン。
全てはひとつの結末に繋がっていた。

ジムの死の真相を探るべく、嫁・リンダの『シャッフル』された一週間が始まる。

前半は謎で見るものを惹きつけて、
後半はナチュラルな感じに人間ドラマが繰り広げられる。

運命は変えられない。

なにより、お互いが愛し合ってたのにも関わらず、
言葉が、態度が宙を舞い、すれ違っていく様はみててせつなかったなぁ。
後半は『レヴォリューショナリー・ロード』を思わせる夫婦愛の形を連想させた。

一緒にこの映画を観ていたある相手は、
「結局ジム助からないのか?意味ないな」といい、
もう一人は、
「でも、このままジムの心を知らないまま、死なせずにすんでよかった」と。

オレの感想は後者寄りかな?

『ジムが死ぬ』っていう運命自体は変わらない。
じゃあシャッフルされた一週間は無駄だったのか?

そうじゃない。

あの一週間は、夫婦が心を取り戻すための旅だったのだ、と。
その証拠にリンダはラストに、ジムの忘れ形見であろう子を宿している。

観始めの期待と違う結末を観れる映画っていいなぁ♪

まさかほんのり感動が待ってるとは思いもしませんでした☆
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