アキヒロ

雨に唄えばのアキヒロのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.9
「雨よ降れ降れ 笑顔の僕の上に」
雨(逆境)があっても、それを楽しんで切り抜ける人々の力強さ。
落ちこんだ時でも元気が出る作品。

1952年のミュージカル映画。
もちろんミュージカル部分もいいんだけど、衝撃受けたのが…
役者が飛んだり跳ねたり、小道具に頭ぶつけたり、変顔したり…今じゃ考えられない。
こんなに体張ってたのね…。

動きがあまりにも素早すぎて、一瞬「あれ、倍速にしてたっけ?」と疑ってしまったほど;
70年以上前の作品だけど、今も退屈せずに見れるのは倍速と見紛うほどのテンポの良さかな、と思う。

動きがまるで初期ディズニー映画で、ミッキーはチャップリンの動きを参考にしたらしいけど、やはりコメディ映画の文脈はそこにあるのかと色濃く感じられる。

サイレントからトーキーの移り変わりの中で、右往左往する映画業界を描いているけど、ヒロインであるリーナの声が高すぎてマイクが拾えない、という出来事ワロタww
残り40分くらいからのキャシー・セルダンが加わってからのダンスの方が俄然可愛くて好きだった。
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