このレビューはネタバレを含みます
音楽だけは知ってるこの有名な曲って、恋の絶頂の喜びに溢れる場面でかかるんだ!と分かった時になんだか自分まで幸せになって少し泣いた。
ドンとリナが喧嘩しながらモノクロ撮影をこなしてる場面(「君のことが憎い」と言いながらリナの手首にキスしたり)とか、『踊る騎士』終了後に舞台袖でリナ・社長・ドンで揉めても観客の拍手でカーテンコールに戻るのを繰り返す場面とか、映画は作りものでしかないんだとあらためて見にしみた。偽物だなんて分かり切ってる上で、その映画の中で起こる世界を見に来てるのが私たち観客で、やっぱり映画が好きだなあ、と思った。