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雨に唄えばのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.0
サイレントからトーキーへの移行期を描いたミュージカル映画の傑作。
監督は「踊る大紐育」のジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン。
原題:Singin' in the Rain (1952)

サイレント映画の大スター、ドン(ジーン・ケリー)は、リナ(ジーン・ヘイゲン)とコンビを組んでいたが、実は思い上がった彼女にうんざり。
ある日、コーラスガールのキャシー(デビー・レイノルズ)と知り合い、恋に落ちる。
そんな中、時代の流れで、ドンとリナの新作映画「戦う騎士」をトーキーで作ることになるが、リナはキンキン声。
そこで、ドンの親友コスモ(ドナルド・オコナー)の発案で、リナの声をキャシーの声に吹き替え、ミュージカル「踊る騎士」として作り直すことにする…。

見どころのひとつは、サイレントからトーキーへの移行期の舞台裏が、ユーモアたっぷりに楽しく描かれていること。
そして、何といっても、この映画の白眉は、ジーン・ケリーがどしゃ降りの雨の中で、主題歌Singin' in the Rainを歌いながらタップダンスを踊るシーン。この場面だけでも、この映画は映画史に永遠に刻まれることになった。子どもだけじゃなく誰でも、水たまりでジャバジャしたくなりますね。
外に、ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ3人の息のあった歌と踊り「グッド・モーニング」、
ドナルド・オコナーの歌う「メイク・エム・ラフ」(コール・ポーターの「ビー・ア・クラウン」のパロディ曲)、
ジーン・ケリーとシド・チャリシーの踊り「ブロードウェイ・メロディ(ブロードウェイ・バレイ)」などが楽しめる。
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