けーはち

スーパー・マグナムのけーはちのレビュー・感想・評価

スーパー・マグナム(1985年製作の映画)
2.7
原題「Death Wish 3」で「狼よさらば」のシリーズ3作目。主人公はしばらくぶりに戻ったNYの旧友を殺され、さらに親しくなった人がストリートギャングに無茶苦茶に乱暴されるのを見かね、復讐に乗り出す。「Mr. 自警団」チャールズ・ブロンソンのリベンジスリラー……とはいえ、映画の尺的には致し方ないのだが、旧友の死んだアパートに滞在して罠を張ったりチンピラを1人2人撃ってノホホンと女性弁護士とねんごろになったりしているうちに多数の人が犠牲になり、そうなってからようやく本気を出すのは、さすがに「おせーよ」とツッコミどころ。終盤からはバカバカしいくらいに景気良い銃撃戦の展開。退役軍人が朝鮮戦争後にくすねてきたブローニングM1919機関銃や携帯型ロケットランチャーが住宅街でぶっぱなされたり、デザート・イーグルなどに比べるとレアな45口径のオートマグナム、ウィルディ(邦題のスーパー・マグナム)が登場したりするので、銃火器マニアにはたまらないであろう。愛嬌のあるB級のボンクラ映画。