極楽蝶

深夜の告白の極楽蝶のレビュー・感想・評価

深夜の告白(1949年製作の映画)
5.0
秀作ですよぉ! 戦争が終わってから4年後、公開されたこの映画を観た人の多くは涙したんだろうなぁと感じます。戦争と戦前の社会制度、この二つの不条理が生んだ悲劇が見事なストーリーとなって綴れています。
ラスト近く主人公の早川(小沢栄太郎)の臨終間際になかなか現れない娘峰子(三宅邦子)にイラついて松木(東野英治郎)は吐き捨てる「上流社会の奴らは・・・」という科白は、時代を感じさせる印象的なものだった。
それと、この映画の魅力は女優さんの美しさ(笑) キヨ子役の月岡千秋さん、七重役の山根壽子さん、峰子役の三宅邦子さん、皆さんお美しい!!!
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