万事絶好調

周遊する蒸気船の万事絶好調のレビュー・感想・評価

周遊する蒸気船(1935年製作の映画)
5.0
素晴らしくおおらか。どうしたらこんな話を思いつくのか?
縄で捕らえられて水中を引きずられたニューモーゼがすぐに切り替えてよく働くの、おもろすぎる。歴史上の重要な人物の蝋人形を皆でバンバン投げ、バラバラ死体のように積み上げ、どんどん燃やしていくアナーキーさも忘れがたい。最高。
ラスト、その人は無実でえーす!からの、ふたりで操舵からのたそがれウィルロジャースという終わり方も激シブ。
ヒロインのアンシャーリー、小柄でちょっとトリンドルさん似で、表情豊かでとにかく映るたびにかわいさに驚く。花嫁衣装もいいんだけど、レースシーンで着ているオーバーオールの似合うこと!!
ジョンフォードの中でもとんでもなく好きな作品。
万事絶好調

万事絶好調