日本人ジャーナリストによるイラク戦争の市民目線ドキュメンタリー。
ファンタジックなタイトル、ジャケットからは想像できない過酷な内容で、四肢欠損や子どもの死体などを容赦なく写していく。子どもをなくした親の慟哭はメンタル弱いとき見たらけっこう厳しそう。
クラスター爆弾の恐ろしさや、不発弾による二次被害などかなり悲惨な状況で、無差別空爆の罪深さがよくわかる。
イラク市民が怒るのは無理ない。怒って当たり前なのになんで日本はアメリカをすんなり許しちゃったんだろうな。
開戦直前から、時系列順に編集してあるので、世論がどう変わっていくのかもわかって面白い。
フセインをやっつけてくれてありがとうという言葉がだんだん聞かれるようになるんだけど、身近なひとを理不尽に奪われたことは絶対に忘れないだろう。
現代の戦争についても把握できるので見る価値の高いドキュメンタリーだと思った。
面白かった。
