まるのすけ

男はつらいよ 柴又慕情のまるのすけのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)
3.9
シリーズ9作目。
旅先の金沢で、歌子、みどり、マリの女子三人組に出会い、ふとしたきっかけで三人と仲良くなる寅さん。別れ際に楽しかったお礼にと、歌子からお土産を渡された事で強く惹かれてしまう。

柴又で歌子と再会。歌子は小説家で家の事が何も出来ない父親と父娘二人暮し。それを聞いて「良い婿を探してやりたい」と助けてあげたい気持ちになるも、内心自分がその婿になることを想像する寅さん。
歌子にはここ数年結婚を考えている陶芸家の恋人がおり、父に認めて貰えず悩んでいた。さくら、博の二人と食事をし助言を貰い結婚する意思を固める歌子。
そのあと結婚を決めたという報告を聞き、またしても失恋する寅さん。

今回のマドンナ歌子は吉永小百合。恋の相手としてはだいぶ歳が離れてるように思うけど、無邪気に寅さん寅さんと慕う姿はあまりに愛らしくて、まあ好きになっちゃうか。

満男が喋るようになってる。満男の成長で作品内の時の流れを感じるなあ。